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JUST LIKE STARTING OVER

John_Lennon_Target_Mark_Chapman   John_Lennon_Double_Fantasy

1980年12月8日-音楽界のみならず、全世界に激震が走った日。元ビートルズのメンバーであったジョン・レノンの射殺事件が起きてから、きょうで30年になります。犯人のマーク・チャップマンは、当時25歳の自称ファンでした。

きょうは無数のビートルマニアたちが、最愛のジョンに寄せる哀悼文を書くでしょう。それなのに「どうしようもないほどのビートルオンチ」を公言する私が、何故ジョン・レノンの文章に挑もうとするのか。
それは私が「自分で新聞紙面を熱心に読み始めた頃」11歳の時に見たニュースだったから。うちには父親が買ったビートルズLET IT BE』のドーナツ盤シングルがあったし(アンチビートルだったので、これが唯一のコレクション)日本の「大平首相死去」(6月12日)から「レーガン氏がアメリカ次期大統領に当選」(11月)に至るまで政治ニュースを読みまくり、新聞に夢中になっていたからです。

1980年12月8日ジョン・レノン射殺事件、ファンではない11歳の子供なりに分かったこと>
* ビートルズ解散から、ちょうど10年の歳月が過ぎていた。バンドは1970年に解散している。
* 犯人の名前はマーク・チャップマンという。殺害動機に関しては「サインを断られたから」と言っていた
* レノンの夫人はオノ・ヨーコ小野洋子)という名前の日本人女性である。

射殺事件の直後、日本でも洋楽ヒットチャートの1位を走った曲が『(Just Like) Starting Over』(スターティング・オーヴァー)でした。この曲の題名だけが、ずっと記憶の中に残っていました。

中学校で英語学習が始まると、私は毎日NHKのラジオ英語講座を聴くようになりました。毎週土曜日には通常の基礎練習から離れて、英語の歌を1曲ずつ聴いて楽しむ構成になっていました。そんなある時、土曜日の教材にジョン・レノンの代表作『IMAGINE』(イマジン)があったのです。(『IMAGINE歌詞URL
♪Imagine there's no Heaven / It's easy if you try ... ♪
天国も地獄もない世界を想像してみて。<すべての人がきょうのために生きている世界を。>
国家のない世界を想像してみて。殺し合う大義名分のない世界、宗教もない世界を。(趣旨要約)
何と凄まじく、大胆なメッセージだろう。ジョン・レノンは思想家でもあったのか。この歌詞の大部分には共感できるとしても、一部は疑問を感じるところもある…。まだ人格形成途上の中学生でもあり、いろいろ頭の中で考えましたが、子供なりに「レノンの思想にはついて行けそうにないな」と思いました。

John_Lennon_Former_Beatles  John_Lennon_Imagine_Plate

それから随分時が流れて、行動範囲の自由も広がり、私はベスト盤「The JOHN LENNON Collection」のCDを買い求めました。射殺事件直後にヒットチャート1位を走ったあの曲『(Just Like) Starting Over』を聴きたくなったからです。
歌詞の意味はあの『IMAGINE』ほど難しい曲ではなく、40歳という人生の節目を迎えたジョンが愛妻のヨーコに語りかけ、2人の間に育まれてきた特別な愛情、夫婦関係を見つめ直そうとしている歌のように思えました。最初の2連を終えて、曲の雰囲気が転換すると、次のような歌詞が出てきます。
♪Why don't we take off alone / Take a trip somewhere far, far away
We'll be together on our own again / Like we used to in the early days / Well, well, well darling ... ♪
(旅に出て、どこか遠くへ行こうよ。今までと同じように、また一緒になれるから。ねえ、ダーリン…)

ところが、ここで「たった今」重大な相違点に気づきました。私は3行目を“We'll be together on our own again”と覚えていたのですが、オンラインの歌詞サイトでは“We'll be together all alone again”となっているのです。CDの音でも“all alone”のように聞こえました。
私がCDの歌詞解説書で覚えた“on our own”(独力で、自立して)の印象だと、ジョンヨーコは別々の遠い地に旅立つとしても、また自然に一緒になる感じ。あのビートルズ最後期作品『LET IT BE』の第2連にさえ通じるものがありそうです。
“There will be an answer, let it be.” (どこかに答えがあるだろう、あるがままに。)
ここを“all alone”で和訳したら、どうなるのか。少なくとも、私の今までのとらえ方とは全然違ってくる…。

(Just Like) Starting Over』は、1980年にジョン・レノンオノ・ヨーコが共同制作したアルバム「Double Fantasy」(ダブル・ファンタジー)の第1曲目です。1975年10月9日ジョンは35歳の誕生日に、ヨーコとの間に息子ショーン・レノンを授かりました。ジョンは5年間音楽活動を休止しますが、40歳を迎えた1980年に再始動を決意し、ヨーコとともに5年ぶりのスタジオ・アルバムを録音しました。「Double Fantasy」のアルバムが発売されたのは、1980年11月17日のことです。それから3週間後の12月8日、彼はニューヨークの自宅前でマーク・チャップマンの銃弾に倒れ、40歳2か月の若さで帰らぬ人となりました。

あの悪夢の日から30年。情け容赦なく流れ去った歳月の間に、無数の変化が起きました。あの頃は新聞の政治ニュースが大好きな小学生だった私も、間違いなく歳をとり、年月とともに趣味や嗜好がいろいろ変わってゆきました。30年間一貫して変わらなかったものは「音楽の道楽が好き」の1点だけでしょう。
目の前の厳しい現実を、すぐには変えられないとしても、とにかく「想像してみて」。12月6日付のある新聞見出しには「イマジンしてみて」と題したものが出てきました。

«(Just Like) Starting Over» by John Lennon <歌詞URL日本語訳

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とにかく音楽が大好き。クラシック・ポピュラーのCDで自室を埋め尽くしています。

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