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お正月

New_Years_Day_Waiting_1    New_Years_Day_Waiting_2

お正月』 (作詞・東くめ/作曲・瀧廉太郎) <歌詞URL:12

1.もういくつ寝ると お正月
お正月には 凧あげて
独楽(こま)をまわして 遊びましょう
早く来い来い お正月
2.もういくつ寝ると お正月
お正月には 毬(まり)ついて
追羽根(おいばね)ついて 遊びましょう
早く来い来い お正月

♪もういくつ寝ると…♪ で始まる、正月の訪れを待ち望む定番曲。「早く来い来い…」からも、新しい年を待ち遠しく感じる気持ちが伝わってきます。
お正月』の歌詞には、明治時代の子供の遊びがふんだんに盛り込まれています。当時は遊びの世界も男女別々だったそうで、1番の「たこあげ」「こままわし」は男の子、2番の「まりつき」「おいばねつき」は女の子の遊びでした。「おいばね」(追羽根)とは、羽子板を使って(バドミントンのような)羽根つきをする遊びのことです。

1901年(明治34年)7月に刊行された「幼稚園唱歌」は、日本音楽史上初めての「言文一致体」歌曲として高く評価されました。『お正月』は第19(最後から2番目)に収められた曲で、同じ唱歌集に『鳩ぽっぽ』(第12)も入っています。(斎藤基彦:明治の唱歌/池田小百合:なっとく童謡・唱歌
子供たちの日常語を用いて書かれた言文一致体唱歌集のうち、最も多い12曲を「作詞・東くめ/作曲・瀧廉太郎」のコンビが作りましたが、「作詞・作曲/瀧廉太郎」の歌も4曲残されています(1・6・11・14)。

<「幼稚園唱歌」全20曲・曲名一覧>
1.ほーほけきょ/2.ひばりはうたひ/3.猫の子/4.鯉幟/5.海のうへ
6.桃太郎/7.白よこいこい/8.お池の蛙/9.夕立/10.かちかち山
11.水あそび/12.鳩ぽっぽ/13.菊/14.雁(がん)/15.軍ごっこ
16.雀/17.風車/18.雪やこんこん/19.お正月/20.さよなら

広く知られた旋律とは違う「同名異曲」もあるので、とくに間違えやすい3曲をここに列挙しておきます。
* 第6『桃太郎』(作詞・作曲/瀧廉太郎)…おなじみの旋律は「尋常小学唱歌」第一学年用・第9曲。
* 第12『鳩ぽっぽ』(作詞・東くめ/作曲・瀧廉太郎)…おなじみの旋律は「尋常小学唱歌」第一学年用・第2曲『』。
* 第18『雪やこんこん』(作詞・東くめ/作曲・瀧廉太郎)…おなじみの旋律は「尋常小学唱歌」第二学年用・第17曲『』。(過去記事

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作曲者・瀧廉太郎(1879年8月24日-1903年6月29日)の生涯と作品については、本ブログの過去記事で簡単に紹介したことがあります。(12)「幼稚園唱歌」の曲は、廉太郎がドイツ留学に出発する直前の1901年(明治34年)4月に作られました。ところが、ドイツのライプツィヒに到着して間もなく、廉太郎は不治の病である結核を発病し、わずか1年で音楽留学から帰国せざるを得なくなります。日本が生んだ天才作曲家は、1903年6月29日に23歳10か月で若すぎる命を閉じました。
東くめとは息の合う同僚として、1900年に組曲『四季』の第2曲『納涼』を作り上げています。『お正月』を含む「幼稚園唱歌」は『納涼』の歌よりも後に書かれ、結果的に廉太郎の最後の歌曲作品になりました。

作詞者・東くめ(1877年6月30日-1969年3月5日)は童謡作詞家・ピアノ教師であり、夫の東基吉(1872年-1958年)とともに教育者の夫婦として活躍しました。学校の音楽教師を退職した後は、基吉が大阪の池田師範学校(現・大阪教育大学)に赴任した関係で、池田市で静かに暮らし、91歳の高齢で亡くなるまでピアノ教師を続けたそうです。(和歌山県情報館・紀の国の先人たち

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