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NUMBER WONDA GIRL

私は自動販売機が大好きです。地域柄、コカコーラ以上にダイドードリンクの自販機がたくさんあります。個人的に一番好きな自販機は「アサヒ・ソフト・ドリンクス」ですが、地元では数が少ないので、車の窓から見ると気になってしまいます。

インターネットを始めて間もない頃から、ソフトドリンクの自動販売機関連サイトを回るのが大好きで、それが高じて2つのサイトを見つけ、今でも時々のぞきに行っています。そのうち「The Archive of Softdrinks」は今も健在ですが、一番のお気に入りだった「自販機テレビ」がすっかり様変わりしていました。最初期の瓶チェリオとか、寂れた古い自販機の写真とか、すごく面白かったのに。

子供の頃から「おいしさ別格」だと感じていたジュースは、アサヒの「バヤリースオレンジ」でした。高校の古文(日本の古典文学)の授業で「古典文法」を習った時、他のことはほとんど忘れたのに「~ばや」という助動詞(「…したい」の意味)だけ覚えているのは、先生が「バヤリースオレンジが飲みたい」という覚え方を教えてくれたからです。大好物のバヤリースオレンジとあいまって「ばや」という助動詞だけが記憶に残りました。
「ばや」の使い方の例:室生犀星「小景異情・その二」より
* そのこころもて/遠きみやこに かへらばや (遠い都に「帰りたい」の意味。彼の故郷・金沢を指す)

今年の春は異様な天候不順が続き、いまも5月にしては寒すぎて、自動販売機のドリンクを“飲みたい”気持ちにならない。去年の夏は雨が長く続いたけど、今年はどうなるのでしょう。

アサヒ飲料の商品ラインアップでも「三ツ矢サイダー」は古い歴史を持ちますが、缶コーヒーの分野では長い間ヒット商品が出ずに苦戦が続いていました。ようやく1997年9月に「WONDA」(ワンダ)が大ヒット商品となり、アサヒ飲料の看板ドリンクとして定着します。最初のキャッチフレーズは「うまさ、キレ味、ワンダフル」でした。
イメージキャラクターも年月とともに変わり、コマーシャルソングもいろいろな曲が出てきました。2001年から2002年にかけては、Mr. Childrenミスチル)が『優しい歌』と『蘇生』(アルバム「IT'S A WONDERFUL WORLD」収録曲)の2曲をワンダCMソングに提供します。その後、2002年から2007年まで所ジョージさんが“朝専用”ワンダ・モーニングショットの宣伝を担当し、2004年にコブクロと組んで『毎朝、ボクの横にいて。』(アーティスト名「トコブクロ」)を発表しました。さんがシンガー・ソングライターとして、おそらく熟年夫婦の日常をユーモラスに描いた曲です。

2007年夏、桑田佳祐さんがソロ作品『NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~』(ナンバー・ワンダ・ガール)をコーヒーのCMソングに提供しました。この作品はシングル盤で「風の詩を聴かせて」(映画「Life 天国で君に逢えたら」主題歌)と一緒に入っています。
「ナンバー・ワンダ・ガール」を聴いた時、私は転勤の多かった友人夫婦を思い出しました。旦那様は缶コーヒーが大好きで、奥様はサザンオールスターズのファンでした。そして私は今なおアサヒ飲料ドリンクにこだわり続ける。離れてから何年か過ぎていたので“3人の接点のある曲が出たよ”と知らせたくても、できなくて残念に思ったのを覚えています。

そういえば、最近調べるまで知らなかったのですが『勝手にシンドバッド』は三ツ矢サイダーのCMソングだったとのこと。

NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~』 (作詞・作曲・編曲/桑田佳祐) <歌詞URL

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とにかく音楽が大好き。クラシック・ポピュラーのCDで自室を埋め尽くしています。

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