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芸道一代

日本レコード大賞「功労賞」を受賞した作曲家であり、女優・山本富士子さんの夫としても有名だった山本丈晴(やまもと・たけはる)氏が、9月7日に86歳で亡くなられました。
あの偉大な古賀政男氏(1904年11月18日-1978年7月25日)に師事し、美空ひばりさんの十八番のひとつ『芸道一代』の作曲者として最もよく知られる山本丈晴氏ですが、新聞の訃報の見出しは《女優・山本富士子さんの夫》が目立っていました。

芸道一代』 (歌・美空ひばり/作詞・西條八十/作曲・山本丈晴) <歌詞URL

芸道一代』は1967年5月29日、美空ひばりさんの30歳の誕生日に発売された作品です。作詞者の西條八十氏(1892年1月15日-1970年8月12日)は、1950年の『越後獅子の唄』以来、1970年に亡くなる直前までひばりさんの曲の作詞に関わった詩人でした。『芸道一代』は作詞者が死の3年前、成熟期を迎えたひばりさんの姿を描く歌詞構成になっています。

西條八十氏による『芸道一代』の歌詞は、ひばりさんの尋常ならぬ“芸能根性”を直接的な形で表現した3連の詩になっています。
1番:♪いのち一筋 芸一筋で/勝つか負けるか やるだけやるさ…♪
2番:♪女一人で 生きぬくからは/ふまれけられは 覚悟の前よ…♪
芸能界もスポーツ界と同じく「勝つか負けるか」の厳しい世界。2番前半の歌詞は、元夫の歌手・小林旭さんと離婚後であったことから「女一人で生きぬく」ひばりさんを描いています。(注:美空ひばりさんと小林旭さんの結婚生活は、1962年11月5日-1964年6月25日の1年7か月で終わりました。)国民的歌手になったひばりさんの芸能生活は、その後も「ふまれけられ」ある時期は激しいバッシングも経験しました。

3番後半の歌詞には、ひばりさんと母親・喜美枝さんの特異な親子関係が描かれています。
♪…麦の畑の 小さな巣には/わたし見ている わたし見ている/母がある 母がある…♪
美空ひばりさん(本名・加藤和枝)と母親の加藤喜美枝さんは「一卵性母娘」と呼ばれ、喜美枝さんが辣腕のマネージャーとして、ひばりさんの仕事をすべて取り仕切っていました。1981年7月29日に喜美枝さんが亡くなった後、ひばりさんは『芸道一代』の3番を(『悲しい酒』のように)泣きながら歌うことが多くなったそうです。

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