スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あめふりくまのこ

Amefuri_Kumanoko_1   Amefuri_Kumanoko_2

あめふりくまのこ』 (作詞・鶴見正夫/作曲・湯山昭) <歌詞URL

<作者プロフィール>
作詞者:鶴見正夫…1926年3月19日-1995年9月7日。新潟県岩船郡村上町(現・村上市)生まれの童謡詩人・児童文学作家。『日本海の詩』『鮭のくる川』なども知られる。
作曲者:湯山昭…1932年9月9日、神奈川県平塚市生まれ。童謡『コンコンクシャンのうた』『おはなしゆびさん』(作詞・香山美子)や子供向けピアノ練習曲集「お菓子の世界」「こどものせかい」「音の星座」などで広く知られる作曲家。

雨が降り始めて、あとからあとから降り、なかなかやまない山の中。小さなの子が、小川の中に魚が現れるのを待ちながら、びしょぬれの雨の中でいろいろ考える…。5連からなる詩が、絵本のような物語になって進んでいきます。
雨を題材にした音楽作品の中でも「何と愛らしく、微笑ましい歌だろう」という印象があり、幼き日の私にとっても『あめふりくまのこ』は大好きな歌でした。
歌っているうちに、詩から絵画的な風景が自然に浮かんでくる。視覚的な魅力に加えて、私が一番好きな調性「ニ長調」(シャープ2つ、D-major)で書かれていることにも、えもいわれぬ暖かさを感じます。

作曲者・湯山昭氏の音楽には、小さい時から親しむ機会がありました。『あめふりくまのこ』『コンコンクシャンのうた』などの童謡に加えて、小学生の時にピアノ曲集「こどものせかい」(全34曲)のレッスンを受けたことがあります。(過去記事:12
童謡『あめふりくまのこ』は、1962年6月にNHKテレビ「うたのえほん」の企画「今月の歌」(6月の歌)として作られて以来、彼の代表作のひとつとして親しまれてきました。

すべてが“つぼにはまった”傑作は、どんなきっかけで生まれるか、誰にも分からない。作詞者・鶴見正夫氏が『あめふりくまのこ』の詩を生み出したエピソードにも「予想外の進展」の物語がありました。作詞の経緯については、鶴見正夫氏自身が後年にこんな言葉を書かれたそうです。[引用元:池田小百合/なっとく童謡・唱歌 ← 日本童謡協会・編集、季刊『どうよう』第5号(チャイルド本社)昭和61年4月1日発行]
----
「2階の窓から外を眺めた。すると、狭い庭に、小学校に入って間もない息子が傘をさしたまましゃがみ込んでいる。庭にできた雨水の流れをのぞきこんでいる。その姿が、まるで「魚でもいないかな」と言っているように見える。その時、何気なくノートに書いたのが『あめふりくまのこ』であった。
それから1年近くも経って、NHK「うたのえほん」に、6月のうたを書くことになった。私は頭をひねり、コトバをこねくって、新作の詩を書いた。やっとのことでできあがり、番組担当の岡弘道さんにあてて郵送する時になって、ふと思いついた。ノートの『あめふりくまのこ』を原稿用紙に書き写し、「本命は、もちろん新作の詩だが、もしお使いいただけるようなら、そしてその機会があるなら、これもよろしく」という旨を書き添え、あつかましく同封した。
ところが間もなく、作曲の湯山昭さんと担当の岡さんが選んだのは、頭をひねって作った新作ではなく、なんと同封した『あめふりくまのこ』のほうであった。『あめふりくまのこ』は、こうして世に出た。NHK・TV「うたのえほん」の番組の初期の頃、昭和37年6月、“月のうた”として放送された。
いい童謡は、邪鬼のある作為からは生まれてこない。そこには偶然の心のひらめきと、それをもたらす背景に、表にはそれとあらわれない詩的?ドラマがあるように思う。『あめふりくまのこ』と一緒に送った新作の詩について、今ではコトバの片りんさえ忘れてしまっているのも、その証拠であろう。」
----
同じ参照リンクによれば、作曲者・湯山昭氏のほうも、鶴見正夫氏が書いた「新作の詩」からは曲が浮かばなかったようで、NHKを経由して別の詩を求めたそうです。まだFAXのない時代に、担当者からの電話で詩を書き取ったら、の子の世界が見えてきて…唯一無二の童謡は、こうして生まれました。

なるほど、小学生の息子さんが遊ぶ様子を見ていたら、そこからが浮かんだのか。子供の動物も身近にたくさんいるけれど、でなかったら(他の動物に置き換えてみたら)こんな世界になるだろうか。
クマのぬいぐるみで遊ぶのも楽しそうだけど、世界一有名な「クマのプーさん」だけは、この曲にはミスマッチだろうな。プーさんはハチミツ専門だから、魚なんか待たないだろうね…。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

SC

Author:SC
とにかく音楽が大好き。クラシック・ポピュラーのCDで自室を埋め尽くしています。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。