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メリーさんの羊

Mary_Had_A_Little_Lamb_1Mary_Had_A_Little_Lamb_2      Mary_Had_A_Little_Lamb_3

メリーさんのひつじ』 (作詞:高田三九三/原曲:アメリカ民謡) <歌詞URL:12

2015年は「未年」(ひつじどし)そういえば、ひつじの歌を調べてないな。最も有名な曲は、やはり英語圏のわらべ歌「マザー・グース」(Mother Goose)の中でも、世界中に広まったおなじみの歌《Mary Had A Little Lamb》(メリーさんのひつじ)でしょうか。
メリーちゃんはひつじを飼っていて、雪のように真っ白な毛だよ。メリーちゃんが行くところ、ひつじはどこへでもついて行くんだよ。ある日とうとう、ひつじメリーちゃんの学校までついてきた(→それで大騒ぎになった)。

Mary Had A Little Lamb》の詩の原作者は、19世紀アメリカの著名な雑誌編集者であったセイラー・J・ヘイル夫人です(Sarah Josepha Hale, 1788年10月24日-1879年4月30日)。彼女は傑出した児童文学作家・詩人として、1830年5月に子供向けの詩集『Poems for Our Children』を発表し、その一編として《Mary's Lamb》という題名の詩を書きました。(オリジナル
どのようにしてメロディーがつき、童謡《Mary Had A Little Lamb》として広まったか、そちらははっきりしていません(詩の原作者は著名な作家による、かなり珍しい事例)。

詩の誕生から半世紀もしないうちに、発明王トーマス・アルバ・エジソン(1847年2月11日-1931年10月18日)が1877年に「蓄音機」を作り上げ、最初の吹き込み実験で《Mary Had A Little Lamb》を自らの肉声で録音しました。エジソン蓄音機を通して『メリーさんのひつじ』は、歴史上最初の「録音」音源としても有名になったわけです。

日本語訳詞者の高田三九三氏(たかだ・さくぞう、1906年12月18日-2001年1月29日)は、作詞家・訳詞家として多くの傑作を残しました。彼の訳詞は『メリーさんのひつじ』のほかにも『すいかの名産地』(原曲・アメリカ民謡)『十人のインディアン』(原曲・アメリカ民謡)などが、今なおよく歌われています。
メリーさんのひつじ』の日本語訳だと、4番(生徒が笑った)までは英語の直訳調で、日本語でもうまく歌えます(これは凄い)。5番・6番はこの人でも手こずったようで「先生は怒って、メリーさんはしくしく泣き出した」と結んでいます。日本の学校だと、このほうがぴったりくるか(??)。

歳月はさらに流れ、1972年に「ポール・マッカートニーウイングス」が《Mary Had A Little Lamb》という題名の歌をヒットさせました。歌詞はマザー・グースの童謡をアレンジしながら、ポールがオリジナルの旋律を書いた曲です(これさえ知らなかったとは!)。
ウイングス」はビートルズ解散後、ポールと最初の妻リンダ、元「ムーディー・ブルース」のデニー・レインを中心に活動したバンドです(活動期間:1971年-81年)。ウイングスによる《Mary Had A Little Lamb》のモデルになった少女は、ポールリンダの間に誕生した長女メアリーでした。
日本語訳では、2つの異なる曲を区別できるように、ウイングスの作品には『メアリーの子羊』という題名をあてがっています。

曲名に「ひつじ」が入る音楽は、3年半ほど前に『琵琶湖周航の歌』の原形になった歌「ひつじぐさ」のルーツを調べたことがあります(2011年8月17日付・過去記事あり)。


(英語童謡の歌唱例は“mary had a little lamb + nursery rhyme”で調べる)


«Mary Had A Little Lamb» by Paul McCartney & Wings <歌詞URL

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今年もよろしく

coraさん>
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

遅い新年のご挨拶ですが…。(笑)

ブログにコメントありがとうございました。
怪しかったので相手にせず放置していましたが、先ほど削除しました。

いつも音楽の詳しい解説に関心しています。
文字の打ち込みだけでも大変だなと思いますが、調べるのも時間がかかるでしょうね。

僕のFC2ブログは滅多に更新しませんが同じ土俵なのでURL入れておきました。

これからもよろしくお願いいたします。

Re: 今年もよろしく

とらじろうさん、こんにちは。こちらにお越し頂き、ありがとうございます。

とらじろうさんのFC2ブログ、早速こちらのリンクに追加しておきました。
初めてコメントしたのは、去年の1月だったかな。ちょうど1年たったばかりですね。
自作MIDIファイル「~をお借りしたい」お願いに行く時は、どうかよろしくお願いいたします。

(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-、書きましたか~(o^-')b

僕はウイングスの逸話は知ってるけど、

原曲の逸話は知りませんでした(;´Д`A

なーるほど、そういうことなんですか~。(*^-^)


エジソンが自分の声で?!⊙∑(๑º口º๑)!!Σ(・ω・ノ)ノ

しかも歴史上初めてのレコーディング。。っことですよね(・∀・)

はぁ~知らなかった~、この曲だなんて。。(^-^;

ひょっとして、
ポールは初めてのレコーディング曲と知ってたんじゃないかと。。??(・∪・*)

いえいえ。。。違いますね(ノ´∀`*)

Re: タイトルなし

かっちゃんさん、こんばんは。いつもありがとうございます。

私こそ、ウイングスの曲は全然知らなかったので「かっちゃんさんの刺激で」この記事をアップできました。
ポールは作曲をしたけれど、詩の趣旨はほとんど変えてないですね。

「エジソンが自分の声で、歴史上初めてのレコーディング」も、ものすごく有名な話で、それで童謡もさらに広まりました。
ポールも含めて、みんな意識してるんじゃないかな。子供たちに話して聞かせれば、ほとんどがびっくりするだろうし。
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とにかく音楽が大好き。クラシック・ポピュラーのCDで自室を埋め尽くしています。

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