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EARTH SONG

Earth_Song_Wildfire_1  Earth_Song_Wildfire_2

「ロサンゼルスで山火事被害拡大、消防士2人死亡」(2009年8月30日)-ロサンゼルス? どのあたり?
普段は地理の苦手な私が「ロサンゼルス・タイムズ」のオンライン版をめくり、山火事現場の地図に目を凝らすようになりました。それは9月3日にロサンゼルスの「フォレストローン・グレンデール墓地」で行われる事が気になっていて「墓地と山火事現場の距離は?」などと考え始めたからです。

2009年6月25日、突然の最期を遂げたマイケル・ジャクソンさん。彼の公開追悼式7月7日にロサンゼルス市内の「ステイプルズ・センター」で開かれましたが、お墓の場所をめぐって、ジャクソン家の遺族の話し合いが難航します。ようやく母親キャサリンさんの意見により、厳重な警備で知られる「フォレストローン・グレンデール墓地」の大霊廟内「ホリー・テラス」(Holly Terrace)に決定しました。埋葬式の日程も、最初は彼の51回目の誕生日にあたる8月29日を予定していましたが、再三の延期を経てようやく9月3日の木曜日に執り行われました。

愛するマイケルのお墓はどこにできるのか。世界中のファンたちが思いを巡らせる間に「エンジェルス国立森林公園」(Angeles National Forest)で山火事が猛威を振るい始め、8月26日頃から火災の勢いが激しくなります。火災はロサンゼルスのテレビ塔が立つウィルソン山(Mt. Wilson)にも猛追してきました。墓地のあるグレンデールも現場の近くに位置しており、8月29日には被災地に近いグレンデールの住民にも自主避難勧告が出されました。山火事の勢いはとどまるところを知らず、8月30日の午後に2人の消防士がグリーソン山(Mt. Gleason)で命を落としました。

* 8月29日:グレンデールでも、現場に近い住民に自主避難勧告が出される。
* 8月30日:被害が最も拡大した日。消防士2人が命を落とす。このニュースは世界各地で報道された。
写真:左上は消防士2人が亡くなった8月30日、現場を走る消防車。右上は9月1日、グレンデールにて。

ロサンゼルスの地図をなぞって見ると、エンジェルス国立森林公園からフォレストローン・グレンデール墓地までは「グレンデール・フリーウェイ」を南下して行き、かなりの距離があります。地図が苦手な私は、縮尺から距離を計算できませんが、墓地が山火事の影響を直接受ける心配はないことが分かりました。そうだとしても、山火事だって気がかり。テレビ放映網の要所であるウィルソン山が危なくて、多数の消防士たちが命懸けの消火活動を続けている。何よりも、ようやく最後の安らぎの地に埋葬されるご本人-マイケル・ジャクソンさんが『EARTH SONG』(アース・ソング)という素敵な歌を残してくれたのだから。

51回目の誕生日だった8月29日から5日延期され、9月3日フォレストローン・グレンデール墓地で執り行われたマイケル・ジャクソンさんの埋葬式。墓地からさほど遠くないエンジェルス国立森林公園山火事はまだ燃え続けていましたが、グレンデールは一部の住民に避難勧告が出た8月29日に比べれば、いくらかの落ち着きが戻りました。ようやく9月3日の正午頃、消防署から「ウィルソン山のテレビ塔周辺はほぼ大丈夫だ」という情報が入ったとのことです。
日本時間では9月4日の正午頃、私はインターネットで「ロサンゼルス・タイムズ」をめくり、ジャクソンさんのニュースと山火事現場の連動地図(interactive map)を同時に見ました。この日はエンジェルス国立森林公園の随所にカメラを配置して、現場全体の写真撮影が行われました。(9月3日の地図
棺に横たわり、最後の安らぎの地(final resting place)に落ち着いても『EARTH SONG』の歌に音楽生命を懸けたジャクソンさんなら、きっとどこかで言ってくれるに違いない。“ぼくのことが済んだら、すぐにでもあの山火事現場に行ってあげて”と。

Michael_Jackson_Casket_1  Michael_Jackson_Casket_2

マイケル・ジャクソンさんの埋葬式のすぐ翌日、9月4日にロサンゼルスの消防士たちが集まり、8月30日に亡くなった2人の同僚の追悼式を行いました。一般の人たちも哀悼に参加できるように、後日ドジャー・スタジアムでも式典が催されたとのことです。
エンジェルス国立森林公園山火事は、完全鎮火に10月16日までかかったそうです。焼失面積は16万エーカーを超え(約650平方キロメートル)日本にある場所だと「琵琶湖が全部焼けてなくなる」ほどに及びました。80軒を超す家屋を含めて、200以上の建築物が倒壊。消火費用はほぼ1億ドル。
ロサンゼルス・タイムズで「あれから1年…」と題する記事を見つけました。山火事で生活手段を失った多くの人たちが、今なおやり場のない怒りを抱えながら生きる様子が描かれています。

EARTH SONG』はマイケル・ジャクソンさんの単独作詞・作曲。1995年にアルバム「HIStory」(ヒストリー)の収録曲として発売された時は、世界各国で大反響を呼んだものの、当時のアメリカでは世界的な環境破壊問題に対する人々の意識がまだ薄かった、と聞いたことがあります。
ジャクソンさんは2009年に計画したコンサートツアー「THIS IS IT」でも『EARTH SONG』をプログラムの重点に置き、7月から開始する予定だったロンドン公演で上映するために、この曲の新しい3D映像(3次元映像)を撮影しました。6月25日の急逝により、コンサートは幻に消えましたが、残されたリハーサル映像をもとに映画『THIS IS IT』が編集され、劇場公開とDVDで大ヒットを記録しました。
私は1度しか映画劇場に足を運べませんでしたが『EARTH SONG』の3D映像とマイケルのリハーサルのシーンを、彼自身の埋葬式と重なったあのロサンゼルス山火事を思い出しながら見ました。映画をご覧になった多くの皆様と同じように、私もマイケルからの熱いメッセージに深い感動を覚えました。
「自然は人間の不始末を埋め合わせようとしている。地球は今病んでいる。熱を出しているんだ。

EARTH SONG』の歌詞には、森林火災を取り上げた箇所もあります。
“What about forest trails, / Burnt despite our pleas ...”
(森の小道はどうなるんだ。願いもむなしく、焼け果ててしまった。)

上の動画は「THIS IS IT」ロンドン公演上映用に撮影された3D映像で、その上にジャクソンさんの歌声を重ねる予定でした。下の動画は映画と同じリハーサルの映像です。
2010年1月31日、マイケル・ジャクソンさんにグラミー賞「生涯功労賞」(Lifetime Achievement Award)が授与され、授賞式の場で『EARTH SONG』の3D映像が上映されました。


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